fbpx

トップページ > タンス預金は相続の課税対象になる?

タンス預金は相続の課税対象になる?

タンス預金は相続税申告の際にどのように申告するか。

 

 

 タンス預金とは、いわゆる現金を自宅で保管することを意味しており、へそくりなどもタンス預金に分類されます。銀行にあえて預けない理由には様々なものがあります。ペイオフが解禁され、一定額以上に関しては預金の保証が無くなったことで、それを避けるためにタンス預金をしている場合、銀行に預けていたとしてもほとんど金利がつかず、手数料などがかかるため、銀行に預ける必要性がない場合、銀行をそもそも信用しておらず、自分で管理している方がいいと思っている場合などです。

 

 

 こうした背景からタンス預金を選択する人は多くなっていますが、税金を逃れるために現金を隠すという意味合いもあることから、問題視されている側面もあります。当然ながら、銀行に預けようが自宅で保管しようが課税の対象となります。相続税対策としてこうしたことをする人がいますが、税務署もそのあたりのことはお見通しであるため、税務調査などをしてすぐに見つけてしまいます。

 

 

 近年は隠し方も巧妙になっていますが、その上を税務署、国税局がいっているため、簡単に見つかってしまうのが実情です。それ以上のリスクがタンス預金には存在します。まずは災害時のトラブルです。もちろん、現金を手元に残しておくことで災害時にすぐ行動を起こすことが出来るという考え方もありますが、それは災害によって被害がほとんどなかった場合です。例えば、火事で焼失するリスク、地震で倒壊し、取りに行くことが困難というリスクなど様々なことが考えられます。

 

 

 当然ながら盗難のリスクにも備えなければなりません。特に自営業の場合、どのタイミングで現金が移動するのか、把握されている場合があり、空き巣でかなり大きな額の現金が盗られることも十分に考えられます。

 

 

 実は意外と多いのが紛失です。タンスに隠していたけどその事実を忘れてしまったということがあります。ごくまれに、ごみの中から大量の現金が出てきたということがありますが、現金があるのを忘れてごみとして出してしまったということが理由としてあります。なぜそうしたかは相続税対策など様々あり、誰も持ち主として名乗り出ない場合は高い確率で脱税などあまりよくない理由で自宅で保管していたことを示唆します。

 

 

 

 ペイオフ対策としても、いくつかの銀行に預ければそれだけ保証される現金は多くなるため、対策としては不十分です。課税対象になることから、結局は無意味になることがほとんどとなります。

 

 

無料相談の予約はこちら