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事業承継の準備は何歳から始める?段階的な準備を進めよう

現在まで営んできた事業を後継者に引き継ぎたい場合、どの時点から準備を始めればいいのでしょうか。ここでは、事業承継の準備を何歳から行うべきか説明していきます

 

経営者の高齢化と事業承継問題の増加の関係性

特に小規模事業者についていえば、経営者が高齢になってから事業承継問題にようやく注目し出すという傾向が顕著です。あるいは、後継者を探しているうちに経営者が徐々に年齢を重ね、気付けば高齢になっていたというパターンも存在します

 

事業承継を検討している場合は、40代から50代など比較的若い時点から後継者探し・後継者選びの活動を始め、自らが事業を退くときにはスムーズに経営者交代を実行できるよう準備を整えていくことが大事なのです。

 

事業承継を円滑に進めるための段階的準備

事業承継をスムーズに進めるためには、経営者が比較的若いうちから段階的に準備を進めていくことが大切です

 

段階1.将来に向けて事業のあるべき姿などを描いておく

現在の事業内容をそのままに後継者に引き継ぐことを考えているのか、あるいは事業のかじ取りをすべて後継者に任せるつもりで引き継いでもらおうとしているのか、背景事情によって後継者探しのステップは変わってくるでしょう。特に、いつの時点で、誰に、どのような形をもって事業を託すのかは早い時点で決めておくことが大切です

 

なお、事業承継には、

の3つの形がありますので、まずはここをスタート地点として決定し、そこから誰が後継者として適任かを考えていくといいかもしれません。

 

段階2.経営状態について整理しておく

事業承継するということは、この先も長きにわたって事業を展開し続けるということでもあります。まずは現在の経営状態や事業の動向を今一度整理し、将来的な伸びしろがあるか、利益を生む仕組みは今後も生かせそうかなど、さまざまな角度から強みの確認を行い、同時に課題を探し出すことも大切です

 

段階3.経営改善への取り組みを開始しておく

事業に関する整理作業を終えたら、見つけ出した課題にさっそく向き合っていきましょう会社の良いところは伸ばし、直すべき点を改善することはとても重要です。将来の事業の可能性を広げるためにも、今のうちから新規事業に関してリサーチを始めてみたり、従業員のポテンシャルを伸ばすための育成に力を入れたりしてみるのもおすすめです。

 

段階4.事業承継に関する取り組みを具体化しておく

事業承継にあたり、先のことを見据えて「どのような取り組みを行っていくか」を明らかにしておくことが大切です

できるだけ取り組みを具体的に設定することで、具体的なアクションを起こしやすくなり、後継者に事業を引き継いでもらったときも事業の成長をスムーズに目指すことができるようになります。

 

段階5.事業承継手続きの開始

すでに事業承継の具体的なやり方について決めていますので、あとは会社の資産や株式、経営権などを後継者に承継していくだけです。

 

まとめ

事業承継の準備は、何歳から始めればいいかというより、事業承継が頭に浮かんだ時点を起点として速やかに行動に移していくといいでしょう。それぞれの会社が持つ事情や後継者の有無によってタイミングは変わりますが、「今できることは何か」を常に意識して事業承継に向かうことが大切です。

 

また、最も大切なこととしては、現経営者と後継者が事業承継前から十分なコミュニケーションを行い良好な関係を築いておくことが挙げられます。現経営者の気力・体力ともに余裕があるうちから後継者に「リアルな事業経営」を見せ、教えていくことができるので、できれば40代から50代のうちには次世代のことを考えていくことが望ましいと考えられます。一方、経営者がすでに60代以上である場合も、対策を行うのに遅すぎることはありません。

 

当事務所では、事業承継に関わるご相談やご依頼を数多く承っておりますので、これからどのようにして事業を引き継いでいけばいいかお困りの場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

 

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