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デジタル遺品で得たアフィリエイト報酬を確認する

副業が当たり前となってきた昨今では、インターネットを使ったアフィリエイトで副収入を得ている人が多くいます。パソコンやスマートフォンを使って運営媒体を作り、広告収入を得ていく手法はお馴染みといってもいいでしょう。ここでは、本人が亡くなったときに、これらデジタル遺品で得ていたアフィリエイト収入をどのように扱うべきか説明していきます。

 

アフィリエイトとはブログやサイトから広告収入を得る手法

非常に多くの人たちが、自ら管理者となってブログやサイトを運営しています。これらの媒体に広告を貼り付け、広告収入を得ている人も少なくありません。多くの場合、ブログやサイトの目立つ位置に広告を貼り付けているか、あるいは特定の商品を紹介する記事を投稿しているので、「どれが広告紹介なのか」は比較的わかりやすいといえるでしょう。ブログやサイトへの訪問者が広告をクリックしたり紹介された商品・サービスを購入したりしたとき、広告元から報酬が発生する仕組みになっています。

 

このとき必ず知っておきたいのが「ASP」の存在です。ASPとはアフィリエイトサービスプロバイダーの頭文字を取ったもので、ブログやサイトの運営者と広告展開したい企業とを結び付ける役割を負っています。利用者の中には、次数万円~数百万円稼ぐアフィリエイターもいるので、故人がアフィリエイト収益を得ていた可能性も否定できません

 

アフィリエイト収入の発見とASPへの死亡申告を忘れずに

故人がアフィリエイト収入を得ていたかどうかを知るには、まずブログやサイトを運営していたかどうか把握しなければなりません。

 

ブログやサイトの見つけ方

生前から媒体の存在を知らなかった場合は、故人のデジタル遺品であるパソコンやスマートフォンでインターネット画面を立ち上げ、お気に入りやブックマークを確認してみるのも一つの手です。毎日のように記事を更新したり媒体の管理を行ったりしていたはずですから、すぐアクセスできるようブログやサイトをわかりやすい場所に置いている可能性は高いでしょう。

 

どのようなブログやサイトを運営しているかがわかったら、まずはトップ画面全体を見渡してみましょう。目立つ位置にイメージ広告が見つかれば、高い確率でアフィリエイト広告だと考えられます。また、特定の商品・サービスを紹介している場合は、専用の紹介記事を書いて広告リンクを設置する手法が一般的ですので、個別記事も確認していくといいでしょう。ここまでの作業でアフィリエイトを実践していることがおおよそわかったら、次に収益を上げていたかどうか調べていきます

 

アフィリエイト収入の確認方法

インターネットで「アフィリエイトサービスプロバイダー」と検索すれば、様々なASP(アフィリエイトサービス事業者)の名称が表示されます。どのようなASPがあるか大体把握したら、故人の口座を細かく調べていきましょう。ASPの名称で振り込みがあれば、それがアフィリエイト収入です。

 

もし、口座振り込みの履歴がなかった場合、ASPに売上データとして現金化されず残っている可能性も考えられます。この場合、ASPに連絡を取り、本人の売り上げについて確認し払い出ししてもらえるか交渉してみる必要があります。対応はASPによりさまざまであると推測されますが、基本的には申告と払い出しをもってASPとの契約は終了となるでしょう。

 

まとめ

アフィリエイト収入の有無を確認するのは相続財産の調査のためですから、ASPから支払われる報酬は財産としてカウントされます。

 

アフィリエイトの場合、イメージ広告だけではなくテキストリンク自体がアフィリエイトリンクになっていることも多々あるため、アフィリエイトを知らない人にとっては判断が難しいことも考えられます。アフィリエイトを知っている友人・知人に相談するか、ASPの利用事実がわかればASPに直接問い合わせれば、どれが広告でいくらくらいの報酬を得ているか判明するでしょう。あるいは、デジタル遺品やオンライン資産に詳しい法律の専門家に相談するのもいい方法かもしれません。

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