家族信託・生前対策サービスのご利用事例

当社の家族信託・生前対策サービスのご利用事例をご紹介します。ご参考にしていただき、ぜひ家族信託・生前対策センター札幌の家族信託・生前対策サービスのご利用をご検討下さい。

【令和5年11月完了の事例】父の認知能力低下に備えて不動産の家族信託契約を締結した事例

家族信託フルセットサービスのお申込みをいただきました。付随して、生前対策全般のお手続きもしておきたいということで、遺言公正証書の作成、任意後見契約公正証書作成、死後事務委任契約公正証書作成、尊厳死宣言公正証書の作成も合わせてお申込みいただきました。家族信託は専門的な契約になるので、一つ一つの制度の仕組みをしっかりとご依頼人様とそのご家族へご説明させていただきました。

ご依頼を受けた各生前対策のポイントは次の通りです。

家族信託

ご依頼人様は不動産の賃貸業をされていたので、所有の不動産を信託財産として、お子様の一人へその管理を託すことになりました。

遺言公正証書

遺言公正証書では信託財産に入っていない財産の承継先を指定しました。

任意後見契約

任意後見契約では、万が一ご本人に判断能力がなくなった場合に備えて、信託で託したお子様に任意後見人の指定をさせていただきました。

死後事務委任契約

死後事務に関しては、同じくそのお子様を死後事務受任者として、相続人間で葬儀やお寺の手配などで揉めることのないように配慮した契約とさせていただきました。

尊厳死宣言

本人が脳死であるとか植物状態になった際は延命治療を施してほしくないという意思もありましたので、尊厳死宣言も公正証書にて作成しました。

以上、生前対策のほとんどのお手続きをしたため、お時間は3か月程度かかりました。

家族信託は契約当事者間だけで完結できるものですが、当事務所では極力、ご家族の皆さまにご説明の場に立ち会っていただくよう心掛けております。生前対策手続きの全体をしっかりとご説明し、皆さまが納得できるように配慮しております。